女性を中心に体をゆっくり動かしてポーズを取るという点から、ヨガとピラティスはよく似たイメージを持たれています。しかし、両者は似ているようで全く異なるものです。

ヨガはインド発祥の修行がベースになっています。現在は骨盤の矯正やエクササイズ目的で行われることが多いですが、インドの人々はヨガを通じて瞑想をして精神修行も行っていました。ですから、うつ病やストレス解消など現代人のメンタルケアにも使えるんですよ。

一方ピラティスは、第一次世界大戦で負傷した兵士のリハビリ目的でドイツ人医師が開発した運動法がルーツです。しかし、意外に姿勢がよくなったりダイエットにも効果があることが判明したので、2000年代になるとセレブ中心に広まりました。ピラティスはヨガを参考にしたところもあるので、両方とも似たところがあるのはそのせいでしょう。

両者の大きな違いは、体の動かし方にあります。ヨガは呼吸を整えることを意識しながら、筋肉を鍛えることに重点を置いています。ピラティスの方は、骨格や自分の体を意識しながら体幹を鍛える方法です。

ピラティスは衰えていく筋肉を鍛えつつ、怪我をしにくい身体にしたり、体調を整えることに向いていますが、ヨガは自分を見つめ直しながら全身のコンディショニングをすることに向いているので、どちらが自分の体と心のケアになるか慎重に選びましょうね。